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大聖院通信vol.17「おせち料理」

お正月は、新しい一年に福をもたらす神さま(年神さま)を各家にお迎えする行事である。一年の始まりという大切な節目にあたって、年神さまを歓迎し御接待するためのお供え物のことを「御節供(おせちく)」、略して「おせち」といい、このお下がりを家族や親族と分け合って頂戴するのが《おせち料理》の本来のあり方のようである。おせち料理には、普段の食卓には上ることが稀な、お正月ならではの特別な品々がある。また、たとえ日常的な食材であっても、わざわざ縁起を担いだ特別な呼び方をしたりする。これらの由来や意味については諸説あるようだが、どの品にも、新しい一年が安泰であるように…という願いが込められている。

たとえば《黒豆》には、真っ黒に日焼けするほど健康で真面目に働き、マメに暮らすことができるように、という願いが込められている。

《数の子》や《イクラ》は、卵の粒が多いことから子宝や子孫繁栄を願うもの。

《栗きんとん》は、小判のように光り輝く黄金色にちなんで、金運や商売繁盛を願う一品。

《田作り》は、もともと肥料として田んぼにお供えしていた片口鰯に、五穀豊穣や豊作の祈りを込めた縁起物で《五万米(ゴマメ)》とも呼ぶ。

《伊達巻》は、その形状が巻き物(昔の書物)に似ていることから学業成就や習い事の上達を願う品。

《紅白のかまぼこ》は、その半円状の形をめでたい初日の出の景色になぞらえたもの。

《エビ》は、長いヒゲに腰を曲げた姿から長寿を象徴した縁起物。

《昆布巻》は、「昆布(こぶ)」の語呂が「喜ぶ(よろこぶ)」に通じることから、お祝いの縁起物とされる。

《煮しめ》の中では、地中深くにしっかりと根を張る《ゴボウ》は固い土台を築いて堅実に暮らせるよう、《里芋》は親芋にたくさんの子芋がつくことから子宝に恵まれるように、大きな芽が出る《クワイ》には立派に出世することを、穴のあいた《レンコン》は将来の見通しがよくなるように、と願うもの。

 

……このように、それぞれの品目に、新しい一年を無事に幸せに過すことができるよう、生活の安定、家人の成長、家門の繁栄などの祈りや願いが込められているのです。

 

ところで、おせち料理は年末の内に作って用意しておくのが慣わしとされ、そのため保存が効くように工夫されている。年明け早々から煮炊きをして台所を騒がせるようなことは、お迎えした年神さまに対して失礼になる、という。これは、お正月には炊事などの家事を休んで、和やかな家族団欒のひと時をゆったりと楽しむのがよい、という昔の人の知恵なのだろう。家族全員でお重箱を囲み、おせち料理の由来を一品ずつ確認しながら食べると、家族の絆がより一層深まるのではないだろうか。どうぞ良いお年を…。(住職孝善)

 

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