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大聖院通信vol.9 「南三陸まなびの里 いりやど」

ゆめ多幸鎮(オクトパス君)
ゆめ多幸鎮(オクトパス君)

 宮城県南三陸町の志津川(しづがわ)湾は水産資源が豊富で、とくに美味しいタコが捕れることで有名である。このタコをモチーフにした南三陸町のイメージキャラクターが“ゆめ多幸鎮(ゆめたこちん)オクトパス君”である。「置くとパス(合格)」とかけ、合格祈願のお守りとして地元でじわじわと人気を集めていた。ところが、町おこしのキャンペーンを展開した直後に、あの大震災の津波によって販売店や工場などの施設がすべて流されてしまった。

 大正大学では、間近に控えていた卒業式を取りやめ、4月新学期からは南三陸町入谷地区に学生・教職員のボランティア総勢130人を派遣した。現地入りした学生たちが、地元の方々からまず求められたことは、支援のための作業ではなく、被災地の実情を見ること・知ることであった。被災地の人たちがこれから先どんな思いで生きていくのか、若者たちがそういうことを自分の目で確認し、考えてくれたら・・・という思いからであったそうだ。学生たちは大きな肝銘を受け、そして支援物資の仕分けや炊き出しなどの作業に目の色を変えて一生懸命に取り組んだ。

ゆめ多幸鎮ストラップ(全5色)
ゆめ多幸鎮ストラップ(全5色)

 被災地と学生との交流が深まる中で、「ゆめ多幸鎮(オクトパス君)」を南三陸復興のシンボルマスコットにしよう!という声が高まり、再制作の運びとなった。これには、東北復興への希望と、3つの願い(合格祈願・除災願・商売繁昌)とが込められている。現在では、ストラップやピンバッジなどの関連グッズも作られている。

これらの活動から発展して、東北復興支援をこれからも持続的に行ってゆくための活動拠点となる“南三陸研修センター”が、平成25年3月18日に竣工した。いくつもの困難を克服し、多方面からたくさんの温かい援助をいただいて、ようやく完成に至った。

南三陸研修センター(いりやど)
南三陸研修センター(いりやど)

 「南三陸まなびの里 いりやど」と命名された当施設は、全国の私立大学23校が連携して、南三陸の地域住民と子供たち、そして学生ボランティアとが協働して“南三陸再生カレッジ”というプログラムを運営し、現地での多岐にわたる活動を通じて、コミュニティ再生への取り組みを創造的に支援するための活動拠点となるであろう。この施設における被災者と学生との交流を通じて、地域の再生に向けたさまざまな知恵や行動が生まれ、やがて被災地の子供たちが郷土愛に満ちた復興の担い手として成長することを、そして、学生たちが東北再生の現場に立ち会い、地元住民と交わり、自然を体感することによって、将来、社会や地域に貢献する力強い若者に育っていくことを、心から願っている。地域が誇りをもち、若者が未来に希望をもつ、そんな日本をつくる一歩を、ここから踏み出していきたい。施設は一般・個人での利用も可能である。(住職孝文)

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